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フルローンで不動産投資を始めるメリットとデメリット

カテゴリ:不動産投資教科書

フルローンで不動産投資を始めるメリットとデメリット


〇メリット3つ

1.自己資金を温存できる
手持ち資金を使わずに投資できるため、他の投資や緊急時の備えに資金を確保できます。

2.レバレッジ効果が大きい
少ない自己資金(ゼロ)で大きな資産を運用できるため、利回りや資産形成のスピードが早まる可能性があります。

3.節税効果が期待できる
ローンの利息部分や減価償却などを経費計上でき、所得税や住民税の節税につながる場合があります。


✖デメリット(3つ)

1.キャッシュフローが厳しくなる可能性
ローンの返済額が大きくなるため、家賃収入との差額(キャッシュフロー)が少なく、空室や修繕リスクに弱くなります。

2.与信枠を大きく使う
一度に大きな借入を行うため、今後の追加融資(例えば2棟目の取得など)に影響を与える可能性があります。

3.物件選定や運営の失敗時のリスクが高い
フルローンでは少しの収支悪化でも赤字になりやすいため、慎重な物件選びと運営が求められます。


フルローンに強い金融機関(例)
※時期や属性(年収・職業・資産背景など)により条件が変動します。

1.オリックス銀行
比較的フルローンに柔軟。収益不動産向けローンの実績も豊富。属性(年収1000万円以上など)が重視される傾向あり。

2.スルガ銀行(投資向け支店)※現在は厳しめ
一時はフルローン・オーバーローンに積極的でしたが、現在はかなり慎重。とはいえ一定の属性があれば交渉余地あり。

3.日本政策金融公庫(特にアパート・戸建て向け)
自己資金の要件はありますが、比較的低金利で長期融資可能。特に初めての不動産投資家には相談しやすい存在。

4.信用金庫・地方銀行(エリアによる)
地場物件に強く、関係構築できればフルローンも可能。取引実績や信頼が重要です。

フルローンで不動産投資を成功させるには

1.利便性が高い立地
駅からの距離はもちろんのこと、都心へのアクセスが良いエリアや、再開発計画のあるエリアは将来的な価値上昇も期待できます。

2.築年数
中古物件は価格が比較的安価で、投資効率を高められる場合がありますが、修繕費用や設備更新費用などを考慮する必要があります。

3.実質利回り
想定される家賃収入、管理費、修繕積立金、固定資産税、都市計画税、ローン返済額などを考慮し、キャッシュフローをシミュレーションすることが重要です。周辺の類似物件の賃料相場を調査し、適正な家賃設定を行うことで、安定した収益を確保できる可能性が高まります。

4.不動産会社の選定
会社の規模や知名度だけでなく、担当者の対応や知識、経験なども考慮しましょう。
会社の雰囲気や担当者との相性も確認することをお勧めします。

5.管理会社の選定
入居者からのクレーム対応や修繕対応の迅速さも重要なポイントです。
入居者募集や家賃管理、建物管理など、不動産投資の運用をサポートしてくれる重要なパートナーなので信頼できる管理会社を選びましょう。

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